2005-01-01から1年間の記事一覧

やっべ無性に寂しい。何度もこういうやりきれない夜を一人で過ごしてきたけど、寂しい。人のぬくもりを知ってしまうと余計に。学校にいたくないって思う。それは確かにそうなんだけど、なんだか、土曜日になってみんなささっと解散になってしまうのが寂しい…

天を仰ぐと、橙色に熟した柿と、高いところに張りついた大根のような真っ白い半月。 今日の晩御飯は何にしよう。ぶり大根。キンキの甘辛い煮付け。ほくほくした里芋が無性に食べたい。手を伸ばせば届きそうなところにある幸せとか、願いとか、小さなほほえみ…

一週間終わって、休日が来て、また新しい月曜日の朝が来る。延々と続くんだよな。決して単調ではないけど、同じようなことの繰り返し。木曜の夜になると、力つきてばたんと寝てしまう。予習ノートがおっつかなくて、いっつも前日の真夜中になる。この生活や…

田んぼの上の高架を滑るように走る新幹線。オレンジの街頭が瞬き、宵闇に光が駆け抜ける。何だか懐かしい気持ちになる。「帰りたいな」とつぶやきそうになる。東京は住むところじゃないし、何の思い入れもないけど、夜の新幹線は東京を懐かしく思わせる力が…

文化祭シーズンです。ご多分に漏れずうちの学校もそういうイベントをやる。「やる」といっても通常の高校生の文化祭の規模より数ランクもダウンするけどね。殆ど教員主導で行われるもの。こういうのって準備が楽しかったりするじゃん。買出しに行ったりさ、…

ゆらゆら帝国聴きながら、3本目のタバコに手を出す。ここ最近随分控えていたのに。たまに思い出したように、堰を切るように手を出してしまう。モツ煮込みが思ったより不味くてがっかりする。酸っぱいってしょっぱいって最低だ。左目の瞼がぷくっと膨れてて…

乳青色のお湯に浸かりながらぼんやりと窓を眺める。二筋の水滴が競い合うかのようにガラスを滑り落ちる。止まったり迷ったり思案してて、まるで意識を持った小さな虫みたいだ。 陶芸教室に通い始めた。半年越しの願いをようやく叶える。黙々と手を動かしてふ…

教室の窓から見える夕焼けの空が本当に綺麗で生きていてよかったなと思う。薄桃色と群青のグラデーション、遠く彼方の連山は水色に染まる。 友達のメールを返さないでいる。申し訳ない。でも大学の学園祭はやっぱり出られそうにありません。久しぶりに院に行…

それでも君は笑い続ける。何事もなかったような顔して。

あのクラスに入る瞬間の震える位の緊張と胸の動悸と心拍数の上昇は計り知れないものがあった。授業中は五月蝿いは五月蝿かったけど、思っていた程ではなかった。肩透かしをくらった感じ。先制のカウンターパンチを予想して、こっちも身構えて教室をリングに…

日記を書く気がしない。げんなりするほどの曇天で、一層心を塞いでいく。私これからどうなるんだろう。明日学校に行くのが心底苦しい。ここまで気持ちが落ち込むことってなかったな。あそこまで言われてよく正気のままでいれたよな。どうなるんだろう。築き…

群青の西の空に細い三日月が浮かぶ。(あれ三日月は西でいいんだっけ)チカチカ瞬くのは宵の明星。甘い甘い金木犀の匂いがあたりに漂い、今日も一日終わったことに胸を撫で下ろす。上手くいかなかったな。怒れなかったな。授業でつまづいちゃったな。いろんな…

終わりを待っているのかな。この生活にゴールもくそもないことは十分承知なのに。週末や長い休暇を待ち望んでいる。それが終わればまた同じ毎日の繰り返しなのに。彼らが卒業してもまた同じような子たちが入学してくる。この無限ループのサイクル。辞めるま…

「怒る」って体力のいる行為で、果てしなくしんどくすべてを磨耗させる。でも「怒る」のは彼らのためじゃなくて自己の保全のためでもある私は如何なものか。自己のプライドの損失、管理職への忠実なる服従、職務を全うしているというアピール。こんなんです…

10月の空気はなんて気持ちいいんだろう。体育館側の駐車場から校舎へ向かう道に小さく黄色い金木犀が咲き乱れ、甘く芳しい香りをまき散らしている。先週までは全く香りがしなかったのに。空には薄い鱗雲が浮かぶ。見上げては「空綺麗だねー」と生徒に話しか…

やっぱりジャージよりスーツの方が3割り増し素敵です。(Tシャツを浮き上がらせる肩甲骨の形もたまらなかったけど。)キュッと小さくて高い位置にあるお尻とか細い太もものラインとか肩の幅とか。胸を反る仕草が眩しくて瞼に焼き付いて離れない。しなやかな…

神無月

大きな縦長の窓から白くぼんやりとした光が入る。シャワーが霧状になってゆっくり漂う。目をつぶって肌にしみこませる。覚醒する朝のこの瞬間。たこわさびとイカの塩辛は今日の夜ごはんになる。おちょこの渦巻きを揺らすとろっとした八海山があれば最高幸せ…

ブラウスの袖を揺らす風は秋の草の匂い。うんと高い空に浮かぶ雲は刷毛でさっと流したように柔らかな色をしている。「今日の空はいいと思わないかい?」と生徒に尋ねる校門の前。 久々に食べたラスクはサクサクなのに、口の中でじゅわっとミルクが溢れ出す。…

言葉にすると陳腐になりそうで。 通知表の作成に追われています。出席時数を数えたり、評点を出したり、通信欄を考えたり。。細かい事務作業が延々と続く。修正液を使ってはいけないってとこがまた、緊張感を増大させるんだよなー。こういう作業は苦手。テス…

いとこに第二子誕生。私より学年は一つ上。きちんと、きちんとかどうかは判断できないけれど家庭を築いて、子供を育てている。私も結婚はしたい。仕事が辛くなると「結婚してえー。仕事辞めて家庭に入りたいよー。」という願望にかられる。あーやっぱりこれ…

くるくる節 ~Quruli Live Tour 2004 Documentary Film~ [DVD]出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2004/09/22メディア: DVD クリック: 14回この商品を含むブログ (53件) を見るくるくる鮨 Quruli Video Clips 1998-2004 [DVD]アーティスト: …

自分の日記を読みかえすだけで、欝な気分が蘇る。 今日車の中で紡ぎだした思考→非難批判暴言を浴びせる生徒、そいつらに対して一個人としての感情レベルでは大嫌い。こういう仕事していなかったら絶対に付き合いたくないし関わりあいたくない。これは私個人…

ああわたしこいつらに舐められてるなーという疎外感と果てしない無力感。あのクラスの教壇に立つのはひどく緊張する。今回は何が起こるんだろうって。どうかどうか隣のクラスにだけは迷惑がかからないように、うるさくならないようにって、そして早く50分…

ハチミツとクローバーを全巻お買い上げ。前から読みたい読みたいと思っていて、借りてみたらまんまとはまってしまったよ。彼女がいるのにどうしても諦められなくてずっと想い続けている美人でスタイルの良い友達が、あゆとかぶる。あと美和子さん好きだなー…

インストール 阿修羅のごとく ナイト・オン・ザ・プラネット

南の空に光の尾を引きながら落ちていく星を見た。刹那の出来事で願いをかけることはできなかったけど、ゆかしく愛しく想う人の残像が浮かんだ。明日の十五夜はどんな夢を見るのだろう。

燃えさかる紅蓮の空に胸を鷲づかみにされた。どんなに辛くてしんどくても、空が美しいなと思う心はまだ無くしていないようだ。「話を逸らさない。行動に一貫性を持たせる。一日一個小さな目標を決めて達成させる。」毎日ずーっと反省してばかり。ポロシャツ…

「働きマン」の松方の影響で夜は納豆巻き作って食べてる。まるで動物園のような彼らの姿態にぼーっとなる。怒れば楯突いてくるし、もうしょうがないんじゃないすかって言葉が吐いて出てくる。神経がどんどんどんどんすり減っていくこの感覚。ここ3日連続で…

半分より少し太った月。窓辺の薄ピンクのスタイナー。模索手探り、試行錯誤。計り知れない程の強さと優しさとしなやかさ。自分はこれでは駄目だという劣等感とでもそんな姿は絶対に見せられない、張り子の虎のような虚栄心。私は一体どういう先生になりたい…

高校時代の友達からメールが届く。ハルジョオンの揺れるプール脇のフェンス、弓なりに張り詰めた弦。桃のネクターウォーター。矢道でちらちら燃やした線香花火。的を射抜くしなやかな矢。一気に甦った。私が教員をしていることに心底驚いていた。そりゃそう…

きらきら光る蝶の粉。杖のひとふりが虹になって、闇夜に螺鈿の橋を架ける。ほっそりとした月は瓜実顔の女神を思わせる。レースが幾重にもほどこされた天蓋付のベッドでは水蜜桃のような頬の少女が眠る。明日は土曜日。うれしやうれし。そういえばもうここに…