2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

食い意地が張っているからだろうね。活字にしろ漫画にしろおよそ食べ物をテーマにした話が大好きで、池波正太郎や内田百間やあと「暮しの手帖」の料理のページも好きだな〜。漫画は「おせん」が好き。あまり売れてないみたいだけど、取れたて新鮮な地のもの…

やっべ無性に寂しい。何度もこういうやりきれない夜を一人で過ごしてきたけど、寂しい。人のぬくもりを知ってしまうと余計に。学校にいたくないって思う。それは確かにそうなんだけど、なんだか、土曜日になってみんなささっと解散になってしまうのが寂しい…

天を仰ぐと、橙色に熟した柿と、高いところに張りついた大根のような真っ白い半月。 今日の晩御飯は何にしよう。ぶり大根。キンキの甘辛い煮付け。ほくほくした里芋が無性に食べたい。手を伸ばせば届きそうなところにある幸せとか、願いとか、小さなほほえみ…

一週間終わって、休日が来て、また新しい月曜日の朝が来る。延々と続くんだよな。決して単調ではないけど、同じようなことの繰り返し。木曜の夜になると、力つきてばたんと寝てしまう。予習ノートがおっつかなくて、いっつも前日の真夜中になる。この生活や…

田んぼの上の高架を滑るように走る新幹線。オレンジの街頭が瞬き、宵闇に光が駆け抜ける。何だか懐かしい気持ちになる。「帰りたいな」とつぶやきそうになる。東京は住むところじゃないし、何の思い入れもないけど、夜の新幹線は東京を懐かしく思わせる力が…

文化祭シーズンです。ご多分に漏れずうちの学校もそういうイベントをやる。「やる」といっても通常の高校生の文化祭の規模より数ランクもダウンするけどね。殆ど教員主導で行われるもの。こういうのって準備が楽しかったりするじゃん。買出しに行ったりさ、…

ゆらゆら帝国聴きながら、3本目のタバコに手を出す。ここ最近随分控えていたのに。たまに思い出したように、堰を切るように手を出してしまう。モツ煮込みが思ったより不味くてがっかりする。酸っぱいってしょっぱいって最低だ。左目の瞼がぷくっと膨れてて…

乳青色のお湯に浸かりながらぼんやりと窓を眺める。二筋の水滴が競い合うかのようにガラスを滑り落ちる。止まったり迷ったり思案してて、まるで意識を持った小さな虫みたいだ。 陶芸教室に通い始めた。半年越しの願いをようやく叶える。黙々と手を動かしてふ…

教室の窓から見える夕焼けの空が本当に綺麗で生きていてよかったなと思う。薄桃色と群青のグラデーション、遠く彼方の連山は水色に染まる。 友達のメールを返さないでいる。申し訳ない。でも大学の学園祭はやっぱり出られそうにありません。久しぶりに院に行…

それでも君は笑い続ける。何事もなかったような顔して。

あのクラスに入る瞬間の震える位の緊張と胸の動悸と心拍数の上昇は計り知れないものがあった。授業中は五月蝿いは五月蝿かったけど、思っていた程ではなかった。肩透かしをくらった感じ。先制のカウンターパンチを予想して、こっちも身構えて教室をリングに…

日記を書く気がしない。げんなりするほどの曇天で、一層心を塞いでいく。私これからどうなるんだろう。明日学校に行くのが心底苦しい。ここまで気持ちが落ち込むことってなかったな。あそこまで言われてよく正気のままでいれたよな。どうなるんだろう。築き…

群青の西の空に細い三日月が浮かぶ。(あれ三日月は西でいいんだっけ)チカチカ瞬くのは宵の明星。甘い甘い金木犀の匂いがあたりに漂い、今日も一日終わったことに胸を撫で下ろす。上手くいかなかったな。怒れなかったな。授業でつまづいちゃったな。いろんな…

終わりを待っているのかな。この生活にゴールもくそもないことは十分承知なのに。週末や長い休暇を待ち望んでいる。それが終わればまた同じ毎日の繰り返しなのに。彼らが卒業してもまた同じような子たちが入学してくる。この無限ループのサイクル。辞めるま…

「怒る」って体力のいる行為で、果てしなくしんどくすべてを磨耗させる。でも「怒る」のは彼らのためじゃなくて自己の保全のためでもある私は如何なものか。自己のプライドの損失、管理職への忠実なる服従、職務を全うしているというアピール。こんなんです…

10月の空気はなんて気持ちいいんだろう。体育館側の駐車場から校舎へ向かう道に小さく黄色い金木犀が咲き乱れ、甘く芳しい香りをまき散らしている。先週までは全く香りがしなかったのに。空には薄い鱗雲が浮かぶ。見上げては「空綺麗だねー」と生徒に話しか…

やっぱりジャージよりスーツの方が3割り増し素敵です。(Tシャツを浮き上がらせる肩甲骨の形もたまらなかったけど。)キュッと小さくて高い位置にあるお尻とか細い太もものラインとか肩の幅とか。胸を反る仕草が眩しくて瞼に焼き付いて離れない。しなやかな…

神無月

大きな縦長の窓から白くぼんやりとした光が入る。シャワーが霧状になってゆっくり漂う。目をつぶって肌にしみこませる。覚醒する朝のこの瞬間。たこわさびとイカの塩辛は今日の夜ごはんになる。おちょこの渦巻きを揺らすとろっとした八海山があれば最高幸せ…