10月の空気はなんて気持ちいいんだろう。体育館側の駐車場から校舎へ向かう道に小さく黄色い金木犀が咲き乱れ、甘く芳しい香りをまき散らしている。先週までは全く香りがしなかったのに。空には薄い鱗雲が浮かぶ。見上げては「空綺麗だねー」と生徒に話しかける。その言葉に気持ち良さげに見上げる横顔があまりに綺麗で胸ぐらを掴まれた。ここで辞めても未練なんてない。って気持ちとこの子らが卒業迎えるまではいなくちゃって気持ちで日々揺らいでいます。
秋の夜長の通知表作成。