2009-01-01から1年間の記事一覧

1.2.3

こんなにあっさり自分にふってくるものなのだろうか、とか、一生結婚というフレーズには無縁だろうなあなんておぼろげながら思っていたのに、人生どこでどうなるか分からないもんだなあ。まあ決めたところで、すぐにそういう状態にはなれないから、来年をめ…

桜貝、ピンク。

婚約指輪もいらないし、披露宴も、新婚旅行もやらなくていい。けど、結婚指輪は安いのでいいから、左薬指にしていたい。そう言うと少し、困った顔をして、じゃあどこのがいい?と聞いてくれた。結局、いきつくところはここで、もう泳がなくていいのかーと思…

不意打ち

自分がここに求められてはいないんだなとは百も承知だ。教科書を出さずにぶすっとしている生徒を前にして、涙を流す実習生を純粋だなあと思う一方で、そんなんしょっちゅう起こるんだから、それ位で泣くなや。もっと大変な学校なんていっぱいあんだから。一…

バースデイ

全然問題ないじゃん。いいよいいよ、合ってると思うよー。と言われるけれど、何か大事なものが抜け落ちている気がしてならない。言葉にすると、本当にそうなりそうだから控えておく。新校舎だから体育館はまだ溶剤の匂いがして、苦手だ。4月初めのころは、…

つまはじき

下手な駆け引きなんかしない人だから、今の私のこの状態を察して、目に見えないエールを送ってくれているんだと、思うのだけれど。仕事でうまくいかないからって、相手に逃げたり甘えたりすんのはよくないよな。順調なときは、素っ気なくするくせに、サイテ…

葉ずれ

教育実習生が来ている。若いってすごいな。恐いな。と思わされる。まあ自分と3つ4つしか違わないんだけどさー。まだ一度も教壇に立ったことがない立場で、ベテランの先生の授業に駄目出しをしたらしい。すげー。忌憚のないご意見をって忌憚なさすぎだろ。…

サンダル。

今は会ったり、電話したりしないほうがいいと思う。そうだね。という誓約が交わされてから約一ヶ月。本当に連絡取ってないな。特に猛烈に会いたい!!なーんて衝動に駆られたりすることはないんだけれど、あー今何してんの?ちょっとは私のこと考えてくれて…

山茶花、白。

久しぶり。 実家に戻ってきて、通勤1時間の苦行に耐える毎日。慌ただしく過ぎ去った二週間。でも、今の学校は生徒も礼儀正しいし、素直だし、高校生らしい溌剌さを持ってる。進学って目標もあるから、勉強もちゃんと聞くし。それに何より感動したのが、先生…

前任校の卒業式へ。普通は来賓として招待状を受けるものなのに、旧職員の先生と末席からこっそり見守る、絶対おかしい。相変わらずコントみたいな学校だな。 この学校の子達は通常では有り得ない位の苦労と制限を受け、それでもぎりぎりのところで留まって今…

ご存知ですか?

来年度の転勤・異動のことで、職員室そわそわしている。噂話、牽制、さぐり合い。元気でちゃきちゃきしていて、まるで自分が学園のアイドルであるかのように振舞う50代の女性の先生。若手の男性職員と私とでは、明らかに態度が違ってイラッとする。声も男…

あらかじめ痛いことを想定しておけば、痛みが緩和される。

って誰かが言ってた。江古田ちゃん? 基本スタンスは考えることが不得手だから、楽観主義者。けれど、壁にぶち当たってどんづまりになると途端にマイナス思考。今日なんてもうその典型で、確かめていもいないことに風船みたくどんどんどんどん妄想が膨らんじ…

さよならの境界線

不安定は相変わらずで、妙な焦燥と葛藤に押しつぶされそうになる毎日を送っているけど、少し紡ぎ出せたことがあって、それは『他人は他人、自分は自分』ってこと。今更過ぎて、何言ってんだと思うけれど、使い古されたこの言葉の意味をようやく理解し得たよ…

損益

なんだろう。ふとした瞬間に泣きたくなるよ。精神不安定。毎年2月って駄目だなあ。朝から不機嫌で、一切合財私に話かけないで!ってオーラを発している、最低。人の嫌いなところにばかり目がいってしまい、心の中で毒づく。当たり前の仕事を当たり前にこな…

大学時代の友達(男)と遊ぶ。女性らしい言葉遣いやしぐさをする人なので、私の方がちょっと男になる。ぶっきらぼうな言い方や、甘い目線に対してきりっとシャットダウンをしたり。物事を冷静に眺められたり、話をきちんと聞いてくれたりと、いい人ではあるん…

こわばり

コンタクトレンズを変えた。葉脈や塵の一粒までもダンスをしていて、世界が回りだしたように感じるよ。「見ぬもの清し」とはいうけれど、ぼんやりと霞のかかった景色よりも、はっきりと世界が見えたほうがずんずん前を向いて歩ける。なんだろう、「見える」…

ロクシタンの練りチークを耳の後ろと手首にこすり付ける。体温の上昇とともに立ち昇る香り。消えかけの刹那、パッと華やぎを見せるのも、桜の散り際のようで、美しい。自分の感情を冷静に見つめると、職員室にいる時の自分はいつも覚醒していて、どこか緊張…

333

家の前の公園に雪。午後からの太陽で大方溶けているけれど、朝方の静止したような木々は綺麗だったな。グリム童話みたいで。 できなかったことのリストを眺めて、休日の過ぎ行く時間を見送る。怒りや縺れや戸惑いや、そんなんばっかが頭ん中を占めていて、い…

ショセット

生理。昼休みに激痛に襲われ、脂汗。それでも午後の授業は待ってくれない。下腹部の鈍い痛みに必死で堪えながら、何とか乗り切る。私には『生理休暇』という名目の休暇は与えられていないので、やるしかないのだ。以前『生理休暇』で休みをもらっておきなが…

虚無なものに惹かれる

勤務時間中に、呑気に茶ー飲んでられる職場なんてここくらいだろ。精神疲労を癒すためという名目で、美味しいところや旨みをつまみ食いしている。そんな自分がいることに腹立たしさも感じるし、そんな感覚に絶対に慣れたくない。世間や民間のヒジョウシキが…

夢のあとさき

閉じてんなあ自分。他人の刷り込みでしかその人の評価を出来ない自分は、一回どうにかなった方がいい。悪意に満ちた発言、(まあ要するに悪口)を聞くとすぐに影響をされてしまう。私の美徳は「ひとの悪口を言わないこと」と小学生のような文言であるけれど、…

困ります

小林秀雄を読むときは、背筋を正して、気持ち2cm位中から吊り上げられている感覚で読むことにしている。というか、自然とそうなる。講談社文芸文庫『栗の樹』、読み始める。あとは、鷲田清一の『死なないでいる理由』タイトルが穏やかじゃないから、学校で…

放射線と円環

星が降りそうな、AM2:00。キンと張り詰めた空気を身に纏い、颯々と駆け抜ける。星座のように点々と灯がともり、臙脂色の光の先に私の住む街が見えた。啄木や林芙美子でもないけれど、鉛筆握った指を見つめて、「花のいのちはみじかくて、苦しきことの…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。2009。今年はいろいろと勝負の年。年が新しくなるたびに、自分の年齢に一を足していくと誕生日になったときのショックを緩和できる。という話を何かで読んだ。年を取ることに「ショック」は感じないけれど、おまえは胸…