幸せのカテゴリー

ゆっくり降ろされる、擦れきって汚れている緞帳。泥のような倦怠の合間にちらつく、微かな灯。絶対に絶対に打ち明けてはいけない想いがあって、それは花嫁になっても、こどもを産んでも、杖をつくようになっても胸に南京錠をかけて、墓場まで持っていかなきゃいけない。彼があの人に劣るとか、そういう次元での話でないのは確かだし、もう一度あの人と恋愛をしたいかと言われれば、「ノー」とはっきり言える。でも恋愛仕様のフォルダが一つしかないものだから「あれ以上の恋愛はもう一生できない」って事実が心苦しくさせる。

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大学時代の友人と来月会う。2年ぶり。結婚をして、子どもを産んで、マイホームを建てた彼女としばし学生時代に戻って、酒を呑みたい。すごく楽しみだ。

パンドラ

味オンチと言われて久しい私が、食べ物のことについてあれこれ言うのはどうかと思うけれど。ヨーグルトは小岩井生乳100%ヨーグルトが美味しい。朝の胃にはブルガリアでは少々きつい。酸っぱすぎて。

ヴィヨンの妻」観にいこうか、どうしようか。迷い中。太宰作品の中でも好きな作品で、大学時代はゼミ発表もしたな。図書館の資料室に籠もり、文献漁る日々が懐かしい。もう一度読み返して、公式HPチェックしてみよう。

心の中で呟く日々で。

九月の一時期、仄かに金木犀の香りがしてすぐに消えたのだけれど、また香り始めた。その柔らかで、切ない香りに不意をつかれる。10月の高い空と金木犀と、くるりの「ロックンロール」またこの季節が来た。

どうも苦手な人(女性)がいて、まあ職員なんてウン十人といるんだから、そりゃあそういうことも当然だろう、とは思うのだけど。何だか常に「ワタシキラキラです!・幸せ(新婚)です!」ってオーラを振りまき、「ワタシよく気付くでしょ」といったことを鼻にかけていてる(ように見える)。他人のミスや、その重箱の隅つっついたみたいな気付きにも鬼の首とったみたいに高らかに言い放つ。すんなり自分の土俵に持っていったり、おいしいとこだけつまみ食いすることが得意で、汚いことは華麗にスルー。自分を如何に可愛く賢く見せるかってことに、計算機叩いてる(と見た)。生徒からも先生たちからも人気があるってことに絶対の自負がある(らしい)。一緒にいると疲れる。別にそんな深い関わりもないからいいんだけど、どうも苦手なタイプだ。ただ大抵そういう人の評価って高くて、私はそういう偽善とか媚とか、わざとらしさを見抜いてしまう方だから、私は騙されませんよって話。(てか、こんなに一人の人間のことを悪く言い立てるなんて、私の方がよっぽど性格悪くて歪んでるんだけど)

「でも俺は、いっつも損な役回りで、他人の尻拭いばっかで、泥臭くても一所懸命な○○さんの方が好きだな。」と言ってくれる人がいるから少しは救われる。のろけか。(いまだに学生時代の名残でさんづけなのは、そろそろ辞めたほうがいんだろうなー。)

鍵穴

悩んだ分だけ成長できる、ってその終焉は一体どこで迎え撃つことができるの。だだっ広く、風の強い途上にいて、岬までは果てしなく、年々孤独になっていく気がする。荒野の中を振り向き、振り返り、時折旗を翻してみるけれど、結局最期はひとりでゆくのだ。なんて、悟りとも諦観ともつかない境地に自分を追いやっていて、わたし大丈夫かなーと、少し冷静になってみる。でも多分大丈夫です。鬱とか簡単に言い過ぎる。


髪にこしと艶とハリがなく、もともと茶色い猫っ毛だから、そんなものとは無縁の髪なんだけど。天使の輪とか、憧れるなー。トリートメント・ジプシー。

マリメッコの布買ってきて、来年のほぼ日手帳のカバーを作ろう、もとい作ってもらおう。祖母に。(ぼそっ)


お風呂入って、漢文勉強します。

透明あくりる

これあれなんだけど、まあとにかくこの世の中で自分が一番信用できないし、大嫌い。人付き合いが下手なとこ、関係性を結べないとこ、距離感が取れなくて引き気味なとこ、とかなんか他人との関わりに起因する諸事を解決する能力が極端に低い気がする。業務に際しての自他のうまい関わらせ方、職場でいつも考えている。
雑誌に載ってたアンタイトルのプリーツスカートが素敵なので、伊勢丹に行ってみる。あとは、ほぼ日手帳の公式ガイドブックを購入しようか迷い中。

おもいこみ

お互い容量がいっぱいになると、他のことに目を向けられなくなるからな。こっちがあわわわしてるときに限って、あっちは冷静だったりして。なんだかそういうタイミングとサイクルにズレがある。早く採点終わらせよ。採点してて、こんなのもわからんとはーと授業が虚しくなるんだけれど、ここの人たちは受験になるとそれ相応の力を発揮するからすごいと思う。
月曜から京都大徳寺をテーマにした評論を扱うんだけれど、大徳寺っていえば大学4年の時に友達と大仙院に行ったことを思い出す。友達は住職さんに「順風満帆そうな人生を送りそうだね」と言われたのに、私は「お嬢さんは行く先に不安を感じてそうだね」と言われたっけな。その記事がここに残ってて、感慨深い。

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「甘からず凡庸でなく、朴訥としていながらも力強い」数年前の手帳のコメント。何だろう。

蜂蜜ワッフル

cafeparadise2009-09-06

問題を前にして、私の前にある選択肢は「やる」か「やらないか」のどちらかだ。どちらを選んでも私の意志で自由だけれど、「やらない」ことで起こることの後悔も同時に引き受ける責任があるということ。

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花火を見に行こうという約束が流れ、(研修だったというのはしょうがないが)これ埋め合わせしてくれんだろうなあと、ちょっと怒っている私がいて、相手に対して無頓着であったころにはなかった関係を築き始めていることが少し嬉しくもある。