雨後の竹の子
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/04/26
- メディア: 単行本
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大方の専門家で共通しているのが、教育においては「わからない」ということをしっかり受け入れられる姿勢を養うってことか。「わからない」からと言って遮断するのではなく、わかろうとする姿勢が大事だと。「わからない」でペンを投げ出してたら、そこで終わりになってしまう。「わからない」ことを考えるって一見簡単そうだけれど、内実苦しくて孤独な作業。それは机の上だけでなく、敷衍させて物事の全般に言える。昨今の想像力の欠如だ云々といった議論に、短絡的に結びつかせる訳じゃないけど一方ではやはり真理。
どこのサークル内にあっても、綺麗事で語られる裏面をきちんと見据え、過酷な現場を経験しても情熱を失わない、私はそんな人を尊敬する。
一流・スペシャリストと言われる人は、桁外れの努力と身を呈した失敗から得た揺るぎない哲学を持っている。ほんとに心から頭が下がります。
最近は頻度の高い更新率だけど、この身分もおそらくあとちょっとだろーなー。いやでも今年はバリバリ働くよ!