ゆく春

羽毛ふとんに沈ませる体。ずれ落ちた眼鏡。
優しさという見せかけのオブラートに包んだ本心や欺瞞を見抜くことが得意です。自分がそういう人間だから、同じ臭いをかぎつけるのが上手いだけだ。歪んだ物の見方しか出来ないことは恥じ入るべき欠点。
友人の彼氏が彼女を一見尊重しているかのようで、結局は自分の陣地に組み入れようとする小汚い策略を展開してることに気付いてしまって嫌気がさした。
清廉潔白だとか清い心の持ち主には低頭するばかり。けど、一方で「んなわきゃねーだろ」と毒吐く人間。ね、いんぎんぶれいだわ。私のような人間からどう見られるか知ってるから、人前で狡猾さやこずるさを披露することは決してないけど。簡単に本性表さない分、よっぽどタチわるいよ。

だーそういうこと言うから、人が離れて行くのであって…。醜いなあ、自分…。