地団駄

cafeparadise2008-04-20

久しぶりにフルメイクをして、前の職場の先生達と県北の城まで桜を見に行く。大方散ってしまったけれど、葉桜と華やかな八重桜。桜が終わるといよいよ新緑の季節だな。葉の隙間から光がこぼれる。景色がぜーんぶみどりになったみたいで気持ちいいんだ。
居酒屋で最近の学校の様子や、以前勤めていた先生から新しい職場の話を聞く。変わりのない生徒の話を聞いて笑ったり、安心したり、ほっとしたり、やっぱりちょっと寂しいやいと思ったり。数週間前は私もそっち側の人間でいたのよね。その場に居たら絶対しんどいなと感じる癖に、離れて話を聞かされると楽しそうだなと思うのは反則だし、口裂けても言えない。あの学校は劇的な変化なんてないだろうけれど、ちょっとずつちょっとずつ良くなっていったらいいね。
あと私のような人間は敢えて積極的に人と関わらないと駄目だと気付く。ほっとくと自分だけの牙城を築き上げてしまうからな。がちがちに固まった砦を見て「これでいいのっ!」と変に意固地になってしまう。だからかどうか知らないけど、輪の中にざぶんと飛び込むと、自分以外の人はどの人もすごく賢く偉く見えてしまい、今まで築いてきたことなんて砂上の楼閣。自分しか見えてない私と違い、なんて複眼的に物事を見れるの!とか、なんて巧みな話術を繰り出すの!とか、なんて注文の仕方がスマートなの!とか書いてて情けないけど、自分と比べて落ち込む。空虚に泡を吐くサワーを、複雑な思いで見つめるなんてことはしょっちゅうで。人に恋焦がれ憧れてばかりいるなあ。自分を写しとる意味でも、こういう会合に参加して活性剤にしなければと胸に誓う。
目の前のことに真摯に向き合って生きてゆくのだ。なるべく流さないように。やさぐれないように。(そして働かなければ…!切実)

日曜日はお気に入りの美術館に行くというのが社会人になってからの常の習いで、今日は「少女漫画パワー展」なんて素敵な企画展なんでしょう。市美では「ボストン美術館所蔵浮世絵展」をやっているし。垂涎もの。どっちも素敵だよー。