パンと蜜をめしあがれ

cafeparadise2008-04-16


つぐみが枝の先で跳ね、桜の花びらが雨みたいに降り注ぐ。髪にまで落ちてきて、かぶりを振るう。薄べに色と桃色の紙吹雪。かばんの中にも入り込む。これからこんなふうに図書館脇の光景を記録していく日々が続いていくんだろうか。この図書館はね、壁や床が煉瓦で前川國男の建築を模倣したみたいで良い。子供の時から好きな場所で落ち着く。
それから暫定的ではあるけれど、携帯電話の必要性を感じなくなった。メールや電話を知らせる電子音が鳴らないと、惑わされることなくて清々しい。あの子やあの子へのご機嫌いかがや今の心中は、メールでなく手紙にしたためることにする。柳腰でほっそりとして、まるで夢二の美人画のような彼女のために補充したポストカードがあるのです。ふふん。

理想像を君に照準合わせると、根性なしの私に喝が入るから、断りなしで使わせてもらってる。副作用(引きずりエンドレス?)の可能性は限りなく高いけれど。もちべーしょん上昇アイテムを手に入れた。