紅日

cafeparadise2008-04-15

図書館で青山七恵『ひとり日和』を借りる。結局、恩田陸はやめた。状況が今の私と似ていて(コンパニオンはやっていない)、うーって唸ることが多い。「あれほど歳をとってしまったら、もう大雑把な感情しか持っていないのだろうなあ」なんてとことか。(あとね発した言葉や発せられた言葉に頓着しない、というのは年齢を重ねるにつれて顕著になってゆくんじゃなかろうか。今はこの関係性を築くのに試行錯誤の状態なんだけど…)『窓の灯』より主人公が斜めにやさぐれているのがよい。重松清『教育とはなんだ』購入。各分野のスペシャリストにインタビューをとるという形式。まだ半分だけど面白い。どの人も自分の仕事に誇りを持ち、真摯に取り組んでいることがわかる。清水良典との対談が良かった。
あと、ここの本屋はブックカバーがランプ(写真)で可愛い。カバーだけでなく、本のチョイスやポップも独特で素敵。他店との差異を出していかなければいけないんだろうけど、それが足枷になって大きな流れに淘汰されないことを願います。好きな本屋があるっていいな。

ようやく、講師の登録をする。たったこれっぽちのことなのに、大業にかまえて馬鹿みたいだ。それはみんな普通に当たり前にやることなんだってば。爽やかで麗らかな春の日や身軽な身分にかどわかされているけれど、私の根っこは本当はネガティブでダークでなんだぞとファイティングポーズ。