ありがとうじゃ足りないんだ

cafeparadise2008-03-29


ここで日記つけはじめたのは21歳だったのに、今日25歳になった。そして、三年間住み続けたこの場所を離れる。働いてからのこの三年間は本当に不思議で白昼夢みたいだった。あっという間で、でも振り返れば中身はすっごくすっごく濃い三年間。有り得ないと胃を痛めたこともあったし、腹を立てたこともあったし、泣いたし、よく笑ったし、でもやっぱり苛立ちは常にマグマのようにあったし、今までの人生でこれほどまで感情のブレと季節の移り変わりを感じたことはないな。去っていった先生や生徒、残してきた生徒やまだ残り続ける先生達。全てが素晴らしい人達で、良き出会いだったなんてキレイゴトは言わないし、やはりあの体制や指揮や理念や方針や教育観には絶対に賛同できない。でもここだからこそ出会えた人達はいっぱいだったな。私は本や映画や音楽や美術品を圧倒的に信奉していて、そこから沢山影響を受けているけれど、生身の人間にまさる出会いはないという確信は常に持っている。だってあの子達に与えたものより、もらったものの方がはるかに多いもの。沖縄修学旅行や体育祭や、日々のたわいない会話、放課後の恋愛相談。全部楽しかったね。
いつかいつかまた会える日まで、元気で過ごしていってほしいよ。今すごく別れが寂しくて寂しくてたまりません。怒ってばかりだったのは、あなた達が大好きだったからだと気付きました。
私はこれからもことあるごとに、ここで過ごした時間や彼等の表情や声を思い出すんだろうな。

しばらく小休止してから、回転かけます。