蝶々結び、リボン

たまに人様の日記にスターをつけさせてもらっていて、それがずっとなにかに似てるなあと思ってたら、あれだ本の気に入ったページの隅をちょんと折る行為に似てるんだ。『ペネロピ』読んでて気付く。小心者だからかなり勇気がいるのだけれど…

大学を無事に卒業して、四月から大学の附属病院で勤務。新しく始まる彼の生活に、私の置場所なんてこれっぽちも残されていないこと知ってるよ。ただ、それでも何だか少し明るく考えられそうになったのは、薄い膜に包まれた穏やかな春のせいだと思う。可能性の話をすると、私に残された「他のものになれる」カードは少ない。でも、同じように私の生活も場所を変え、環境が変化してゆく。そのことに少し躊躇いながら、それでも新しい何かになれそうな、そんな期待を淡く抱く。

明日の終業式で生徒に会うのはきっと最後になるんだろう。緊張する。でもちゃんと話すんだ。