朝焼けが途方もなく綺麗で、見惚れてしまった。朱色と紅色の中間色が空を燃やしていた。

『最悪な出来事を乗り越えられた私は何だって出来るような気がしていたんだ。』(こんなだったかな。ストロベリーショートケイクスのチラシから) あそこで叶わなかったのはきっと未来に繋がるためだったんだって思うのだ。甘いあの思い出に浸るには、激しい痛みを伴って、でもこの痛みが消えてしまったらきっともうこれは恋じゃなくなってしまうのかな。なんて恐さもある。自分何様という感じもあるけど、あの人以外の私の周りの男の人が霞んで見えてしょうがない。じゃなきゃ駄目だなんて、我侭な子供のようだなあ。あー今度はきちんと教採に合格してから会いに行こうと思う。