cafeparadise2006-04-30

遠回りして海岸線。さらさらの砂が素足に心地いい。足を投げ出して尻をついて砂浜に腰を下ろす。風が強くて煙草になかなか火がつかない。ぼんやりと遠くかすかに島影が見える。乱反射して光の粒が波の上で踊る。寝ころんで「潮騒」なんて読んだらどんな気持ちがするんだろうなんて思う。生憎鞄の中には太宰。人に囲まれた生活してると、たまにそこから離れたくなって逃げ出そうとする。最近自分は欠陥人間なんではないかという気がしていて、10代の頃のように本を貪り読む生活が続いている。