昨日のミュージックスクエア安藤裕子。アルバムタイトルのAndrewってのが道化とかピエロとかそういう意味があり、昔の自分は他人と距離をとっていて、深く踏み込むことができなかった、そういう「ぬるいかなしみ」を表現したかった。といようなことを言っていて「ぬるいかなしみ」って美しい響きだなーと柚子の湯船に浸かりながらぼんやりと思った。放課後に最近休みがちだった生徒の教育相談をした。「・・・馴染めてないなーって、どんどん暗く考えちゃって」体の大きなHが椅子に窮屈に身を収め、うつむきがちに話すその姿に愛しさを覚えた。高校生のときの私と同じことで悩んでいる。私はしゃべりが上手でないから、きっとあの稚拙なアドバイスではなんにもならなかった気がするけど。この子も「ぬるいかなしみ」に浸っているんだろうなと。のうぜんかつらが風呂場に響いて、耳に心地よい。