朝日新聞のレシピの欄を切り抜いてぺたぺたメモ帳に貼っている。あと授業でネタ帳として新聞を切り抜いているのだけれど、いい加減スクラップ帳に貼り付けていかないと。たまる一方だっての。なんだか暖かい陽気が続く。そそり立った雪壁はデコレーションケーキみたいで、フロントガラスにはりついた雪の結晶は溶かすのが惜しいくらい。朝、川岸の方で靄がかかる。

ずっと探しているんだけど、なかなかしっくりくるわっぱのお弁当箱が見つからない。祖母に頼んで小さい水玉のエプロンを作ってもらう。祖父は腕のいい下駄作りの職人で、なぜあの二人の器用な指先が隔世遺伝しなかったのか。私で途絶えるのは惜しい。

「わたしとボサノバ」ジャケットが松長絵菜さんで素敵。