春分

その年齢でしておくべきこと、というのは大体決まっている。いつも年相応の、ふさわしい生き方ができない。足りないか、オーバーしてるかどっちかで。自分を冷静に見据えるもう一人の私がいて、彼女に見張られるとひるんでしまって自分をかなぐり棄てることができなくなる。やっておくべき事を今までやってこなかったため、ツケがたまり、リストが満載になってしまった。ちゃんと生きてるようで、全然ちゃんと生きてない。

桜庭一樹『赤×ピンク』読了。初桜庭作品。女の子の持っている綺麗な部分を引き出すのが、すごく上手な人だ。読み途中すごくコーラが飲みたくなって、自販機で購入。多分何年かぶりのコーラの甘味で喉を湿らす。次に青山七恵『窓の灯』に手をつける。軽いジョブを繰り出すように、春の読書を開始する。