cafeparadise2007-07-29

美術館で広重の浮世絵を観に行く。『三島』の朝霧が漂う背景のシルエット。これ以前にどこかで見たことあるなと思った。大学4年の博物館実習の最終課題は「木曽路六十九次」の『宮ノ越』にキャプションを付けることだった。その『宮ノ越』の背景のシルエットと全くおんなじなのだ。一方は朝霧でかたや一方は夜霧。どちらも霧を表現するぼかし方が叙情感たっぷりでぐっと切なくなるのだ。
教養とは世界を広げて、繋げてくれる。なんてどこかの教育学者が言っていた。そんなご大層な「教養」ではないけれど、「知っていること」は格段に世界を広げてくれて、素敵なものに結びつけてくれるチケットとなるという考え方に私も一票を投じる。

高校時代の友人Aちゃんと飲む。こんなに飲んだあと、ウキウキしてスキップしたくなるような感じは久しぶりだなあ。素敵な子だ。また会いたくなる。