相手を理詰めで攻撃するのは楽しい、のかもしれない。自分の主義主張を言い立てて、相手にぐうの音も出ないほどこてんぱんにやっつけるのは爽快なことなのかもしれない。脇差をひゅっと抜いて、一刀両断している姿がぼんやりとダブる。
私はそこまでできないな、逃げられる余裕や隙を相手に作らせてしまう。同僚の先生のやり方を目の当たりにして、ふと思う。

小川洋子「シュガータイム」、伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」読了。