檸檬のころ

檸檬のころ

豊島ミホ檸檬のころ」読了。自分も田舎の県立高校出身で、彼女と同学年だから、「あのころ」のことはよくわかる。携帯電話を卒業式間近に買ってもらった世代。

私は「あのころ」ぱっと冴えない女子高生で、狭い世界が窮屈でしかたがなかったけれど、思い出になって涌いてくるのはソーダの泡みたいな、爽やかで軽やかな思い出とか気持ちばかりだ。
うっすら緑が入っている、レモン色の表紙がとても綺麗です。