ぽろぽろ零れる涙は綺麗だとは思えない。マスカラとアイラインがべったり落ちて、汚らしくなるこれ必須。まして舞台設定が便所ときたら、美しいはずがない。情けなさが勝る涙は自分に酔いしれないし、同情をひくための打算的価値すらないこの涙は排泄物と一緒に水に流したらいい。別に自分がどうこう言われても大して傷つかないよ、ここは強くなった。ただ、人生には尊敬しなくてはいけない立場の人がいて、それに対してそのふりすらできないのは生きていく知恵として礼儀として真っ当じゃあない。そこを彼らに学んでほしかったけど、私がそれすら示せないのが悔しいんだわ。口が裂けても言えないけれど、ただただ情けないなってこと。圧倒的な専門性と技術を身につけないといかんなってこともわかった。

今日の朝は放射冷却で、つるんつるんだ。車のフロントガラスが孔雀の羽のように凍っていてこれは美しかった。