三連休会えることになった。イベントの一環である、バスケの試合を見る。これをおかずに何日私は生きられるだろうかなんてにやにやしてしまう。まるでとびきり強い薬の作用のようで。たとえ幻覚だろうが、副作用が出ようがとにかくこれを励みにまた生きる。「不毛の君」と彼を呼ぶ我。あのころの延長戦がまだ燻り続け、どうしようもなくなる。三年前の手帳の隅に「今のこの期間って何か意味あるのかな」と記されている。すべてはここに繋がっていたんだよ。と言える日が未来に来るといい。

蓮見圭一の文庫版を読む。あんな詳細に手紙に書き付けられるかという疑問は残るものの、表現が甘ったるいだけじゃなく、硬質でいい。