あなたの代わりはいないんだから。そんな仕事ができたらいいのにと思う。今まで生きてきて私があるのなら、それは他の誰とも違っていて当然なんだけれど、出来る人の仕事ぶりや雰囲気や態度に羨望の眼差しを送る。掌でぎゅっと目頭を抑えて、ぼんやりと浮かぶ残像になし崩されそうになる。迷いや躊躇い戸惑いや思案、錯誤。噴出している私は全身が透けて見透かされているんじゃないかなって。途方もないくらいああ駄目だな私。なんてうつむいてばかりだ。打開策を見出さないと、流されるように仕事はしない。何でこんなに内省的なのか。
せんせい、私のこと買い被り過ぎです。下手糞だよ、声が詰まってうまく喋れないよ、言葉に出来ないから思索に耽っているように見えるだけなんです。本当は何も出来ない人です。私のことを羨むなんて間違ってるよ。と声を大にして言いたいけれど、それはせんせいを否定することになるから言わないけれど。


さとうさくら「スイッチ」やばいなー。