彼らに対しては可愛い、可愛い、あーくそっやっぱり憎たらしいじゃねーか。相反するこの感情が渦巻いて、へとへとにさせられる。一年という期間付き合ってきて、互いの性格や癖を認知するようになった。あ、わかるかもといった感情やだめだだめだまだ付き合いが浅すぎる。ちっともわかってなかったよという沈降が繰り返し波打つ。回り道して人の感情や思いを察する術は幼少期に培った。顔色窺ってばかりだったあの日々がこんなところで役立つとは。
弥生三月、春。(大雪注意報-寒冷前線停滞中)
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ。」有名な格言を肝に銘じる。
新聞に教師になって一年の女性教員の投稿記事が載っていた。「これ私じゃん」自分と全く一緒の苦悩を抱えて、この一年過ごしていた人もいる。先輩の先生についてゆくので必死で、授業展開に頭を抱え、自分の親と同じ世代の保護者を前に緊張し、舐められて悔しくて泣いたこととかな。
濃厚で濃密な一年だったなあ。今年はもっと上手くやれるといい。やれる自信が少しはついてるってことは、時間と私をとりまく人たちの偉大さに感謝すべきだ。まだまだ足らない至らないとこはたくさんあるけど、徐々にくっつけていけばいい。
学生時代、春休みの誕生日はつまらなかったけれど、社会人になると新年度に向けて気分が新たになっていいもんだ。23歳になりました。