初めて買った清水焼はかばんの形の薄桃色の箸置き。清水焼ってどうも派手なイメージがあって好きになれず、備前とか信楽とか地味目なもののほうに惹かれていたけど、明るく伸びやかな染付けもいいなーと思うようになった。昨日喫茶店で出されたコーヒーカップは林亮次さんのもの。まっるこくて厚ぼったい形に白と赤の柔らかいうわ薬が塗られていて、初めは「飲みにくそ」と思ったのに、いざ唇をつけてみると、ぴたっと吸い付くかのようで飲みやすかった。愛らしいフォルムにきちんと仕事をこなしてくれる。用の美ってこういうことをいうのかな。