今も言えずの

cafeparadise2005-03-14

二年前の今頃よく聞いてたCDひっぱり出して聞いてる。夜桜が満開の中、お酒にも酔ってて足取りがフワフワなんだけど軽やかで、幸せ過ぎてなんかもー世界があんなに眩しくて何をしてても新鮮で、自分の思い通りにくるくる回ってて心地よかったことってないなー。と甦る。今振り返るのは半分苦しくて半分悲しいなー。ちょっとの事でも可笑しくってよく笑ってた。一升瓶片手に盛り上がるサークルの宴会なんかも余計酔いが回るのを手伝って。ライトアップされた城がぼーっと宵闇に浮かんでて。ジャケットを一枚はおるくらいでちょうどよくって。あったかくも寒くもなくって。今でもその感覚が残ってることに驚く。春の夜の匂いと霞みのかかった月。あとから記憶に刷り込んだのかもしれないけど、必ず浮かぶ。
あの時期だけが自分の中の一本の道から外れてて、生まれ変わったように不思議な時だったよな。ちょうど二十歳の誕生日を迎えたあとか。こんなのあとにも先にもないような。
音楽ってその頃感じてた思いとか季節感とか、ぶわーっと一気に甦らせる。日記読みかえすより大ざっぱだけど、この感覚はすごいな。