cafeparadise2005-01-28

フロッピーを学校に忘れてきたので、慌てて取りに行く。金曜の午後九時といえば、各キャンパスから集結するサークルの車が北門にズッラーと横付けされている時間帯だ。それなのに一台も停まっていなかったのは、やはりテスト期間のためか。暗闇に浮かぶあのオレンジのライトの点滅がなんとも気だるく妖しげで、それでいて汗臭くぎらぎらとした性を象徴しているようで。まあそんなことには四年間全く無縁だったなーと。苦笑い。閑散としたキャンパスを自転車でぐるりと回って帰ってきた。大学に来て世界は広がったような気がしたけど、知らなすぎる世界も同様に多分いっぱいあったんだと思う。いいけどね。山の端には今にも蜜が溢れ出しそうな橙色の月がかかっていた。
あとロッカーの中の荷物も全部持ってきた。身の回りが次第に片付いてくる。