cafeparadise2004-11-27

Oヘンリーの短編小説「最後の一枚の葉」(確かこの題名)に、温かいミルクにワインをほんの少し入れて飲むという場面があって当時中学生だった私は、病気になったら絶対こんなふうに牛乳を飲もうと思うようになった。でももともと病気にかかるような子じゃなかったし、こんなことすっかり忘れていたんだけど今日冷蔵庫にワインと牛乳が並んでるのを見てぱぱーっと思い出した。紅茶にマドレーヌをひたして過ぎ去った日のことが全て甦ったじゃないけど、思い出した。ミルクパンで牛乳を温め、ワインを数滴たらして数年来の夢をようやく叶えることができたんだよ。おいしかった。しあわせ。あたししあわせ。外国の人になったみたい。小さなことでもしあわせだなーと思うようにする。積み重ねが大事なんだよきっと。数時間前はバイト先で般若のような形相で床をがっしがっし磨いていたんだけども。