あの歌を聞いても、心が折れなくなった。前へ前へ進んでいる。でもやっぱり忘れるのは悲しくもあって、自分はこれほどまで薄情者なのかと問い、ぽかりとできた空洞に昔の姿を覗き見る。何年か分がしゅわわーっと溶けて、そう溶けて蒸発したみたいに。繰り返…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。