シャンパンゴールドのハイヒールで。

cafeparadise2009-07-20

折からの集中豪雨で、おろしたての紫のスカートに雨のしみがつく。何だってこんな日にと、毒づいても仕方がないので駅南口の二次会の席へ。まっとうなカップルのまっとうな結婚式で、これぞ結婚式だよねという見本品のようだった。新郎新婦共に教職に就いている安定した身の上で、その上まれに見る美男美女という組み合わせ。ここまで出来上がっていたら嫌味なくらいなのに、それを打ち消すような爽やかでかつ誠実さが随所に溢れる素敵なカップル。と、これはあくまで一般論で、傍から見た側の感想ね。きっとこういう認識でほぼ100パーセント間違いなし。でも私は新郎のことをひたすら思い続けていた時期があったから、上記のような感想にはなりえない。(ならなかったしね)もし今ここで会ったら(新婦には初対面)どんな気持ちになるのかしら。という、あくまで精神分析のような、事実に直面したときの己の気持ちの反応を試してみたいような怖いものみたさの出席。やっぱり、奥さん羨ましいなあと思ったの事実で、「あなたうまいことやりましたね」とか心の片隅で思ったのも事実。あのディフェンシブな彼の心を解きほぐしたからには、相当魅力的で、計り知れない「技」を持ってるのだろうとか、やっぱり僻み、ねたみ、嫉妬は消しきれなかったな。でも、彼にひそかに憧れ続けていた女子は私だけではないはずで、それも多分奥さん知ってるんだろうな。だから、あの場では彼には寄りかからず、のろけず、しゃんと一人でも立っていられるような自立した女性を演じていた気がする。(あくまで気がする)まあ、しばらくはもやもやしてそうだ。新郎やっぱり最後までかっこよかったよ。いやなやつじゃないから余計、この気持ちをどこに持っていけばいいのかしらとかね。(みーんなキレイゴトばっか言ってっけど、ホントは失恋にはじまる不幸話大好きじゃないか。ワタシ幸せになります的な話なんて、上っ面だけ「おめでとー」とか言うくせに、本心では鼻紙にまるめてぽーいでしょ。だって私がそうだもの!いやなやつ。私は書く。こういう醜い心持も総じて私のうそ偽りのない感情なのだ。)

この気持ちが勉学の方に昇華されればいいものを。シャンパンとビールの残ったこの足で、伊勢丹1Fの美容カウンターへ。ルナソルのアイシャドーのパレットと、瞼用ファンデーションと(ポーチとメイク用の鏡もらう)、クリニークでお粉を購入。はー、今月カード支払い額怖いよ。

また明日からがんばる。