風立ちぬ

大学時代の友人と2時間くらい長電話。今年で院を卒業し、今年から軽井沢で高校教師だそう。軽井沢、堀辰雄だねとか、卒業旅行で行った広島の旅館がありえなかった話とか、諸々の私のどん詰まりの具合とか、喋れてすっきりデトックス。なのだが、悩みは結局私のものなのだ。彼女に悩みを打ち明けると、おいうちをかけられ、さらに深く傷をえぐられるから、余計私が強がって何でもないフリを演じてしまう。だから話し終わると一層惨めな自分が取り残される。悩みを打ち明けるのにベストな友人がいて、その子は現状に何も付加させず見据えてくれるからすごい楽で、肩の力が抜ける。適度な相槌とユーモア、決して他人の不幸を蜜の如く舐めまわさない、聞かせ役にも条件があります。