自分の今の状況を語って、憐れまれるのも、同情されるのも、大嫌いだ。どっかでこの不幸の蜜を吸って、酒の肴にされるのはもってもほかだ。大して私のことを知りもしないくせに「あの人って、ああいう人じゃん。だからこうしておいたほうがいいと思うんだよね。」って決め付けられるのも、知ったような口叩かれるのも虫唾が走る。だから何でも一人でこなして、一人で全部解決しようとする。ずーーーっとそう。人に話した方が気が楽になる人もいるのだろうけど。私は絶対無理。丸く沈静化した後で、事後報告。基本、人を信用してねえなあ。

板谷波山展行ってきたよ。なんだかもうこの人の作品は非の打ち所がないというか、スキや遊び心を一切排しているね。完全体、パーフェクトで。うっすらと絹織物を掛けたかのような、あんな微妙な色合い初めて見た。民藝の泥臭い作品も、波山の天皇に献上するような華奢で凛とした作品もどちらも好きだ。