図書館で「桜の森の満開の下」文学講義。5分遅刻してしまったばかりに一番前の席に座ることに。いつも不思議なのがどうしてこの時期になると安吾を読みたくなるんだろうってこと。この時期に安吾の作品と出会ったからだろうか。「県人の本質は明るくなりっこないはずなのだ。そこに雪国の個性があるのだから」とは何を根拠にと思ったりするけど、確かにね暗いと思うよ。
「頭上に花がありました。その下にひっそりと虚空がみちていました。ひそひそと花が降りました。それだけのことです」(桜の森の満開の下)実家近くの図書館脇の碑にこう刻まれている。桜の花が咲いたら、またこの碑を見に訪れようと思う。