ぽろぽろなみだがこぼれてしょうがない。上からの辞令で今年度いっぱい働く予定だったT先生が突然辞めてしまう。辞めてしまう。いなくなってしまう。いなくなってしまうよ。もういっしょに働けない。明日荷物の整理に来て、月曜日からはもういない。頭の片隅は冷静でこの事実を受け止めているんだけれど、現実味がわかない。けれどいなくなるという事実は心をきゅっと締め付けて、ひゅるんとどん底に突き落とす。暗闇がぐわーっと広がる。こんなにあまりにも突然すぎる別れは経験したことない。いるのにいない。「今生の別れじゃないですからー」と言うけれど、私にとってはやっぱり今生の別れのような気がする。いっしょにあそこで働くからこそ意味のある関係だった。先輩に対して失礼だけど、職場の人はみんな戦友だもの。あーだめだ頭の整理がつかない。うまくあらわす言葉が紡げなくてどうしよもなくもどかしい。

クレモンティーヌを流しながら、若草色の湯船に浸かり、「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」を読む。(東京の空〜はまだ未読、購入したのに・・・)バタークッキーを焼く。少しでも紛らわそう和らげよう。としている。ああでもきちんと事実を受け止める。もういないんだ。


灯油が85円悲しい。TR沢田知子見逃した悲しい。あれもこれも悲しいことばかりでやるせない。