cafeparadise2005-01-19

深夜二時に『砂の女』が読みたくなって、ダンボール箱に詰めた本たちをあさる、も、出てこない。ダンボール箱二個分の文庫の中から、一冊を探すのは結構至難の業。あああどこに行ったのーー。箱から引き出されて、脇にどんどん積み重なる本たち。「なんだよ、せっかく心地よく眠ってたのに起こすなよ」というざわめきが聞こえてくる。見つからないから、あとで図書館に行く。こんなことの繰り返しで引越し準備は全く進みません。あわわどうするんだ。これから市役所に行ってくるよ。寂れた洋品店のマネキン、乳が垂れていて妙にエロかった。リアルなひとコマ。

引越し準備が進まない。「えーいっ!もう捨てる全部捨てる、捨てると思えば楽じゃん!綺麗さっぱり身軽になって気分一新しよう!!」と決意するのに、ひとつひとつ物を手にすると、後々必要になるかも・・これにはあの青春の日々が詰まっているし・・結構値のはるものだったから捨てるの惜しい・・これを捨てたからって大した荷物の軽減にはならないだろう・・などなど考え出して、結局捨てられない。あげるほどのものでもないしなーー。