cafeparadise2005-01-09

朝10時に目覚める。大学図書館で借りていた本を返し、その足で市立図書館へ向かう。北杜夫の「幽霊」を少し読んでもとに戻す。そのあと街中でお神輿に遭遇し、今日はあめ市だったことを思い出す。褌姿のおっさんのお尻を目にして、萎える。出店で子どもに交じってこんぺいとうを買う。100グラム200円。金髪の若い夫婦は店の中で煙草を吸い、子どもにフランクフルトを焼かせていた。粉雪が舞いだす。NIMESで、セールの売れ残りの服を買うのは癪だななんて考えながらも、気に入ったものがあったので買う。2着。でもやっぱり空の棚にはどんな服があったんだろうかすごく気になる。ビレッジバンガード幸田文の「きもの」を購入。別にここで買わなくてもいいのに、あの帯にやられる。友達から卒論ピンチのメールが届く。ひたすら励ましの言葉を綴って送信。本当お願いだから一緒に卒業しましょう。縄手通りでパンを買って、喫茶「半杓亭」へと自転車を走らせる。照明の落ちた店内、いつも馴染めない。そわそわきょろきょろ。喫茶店で颯爽と歩ける人になりたい。コーヒーセットを注文。小袖を纏ったお姉さん。こぽこぽこぽこぽ。コーヒーの匂い。桜の木の黒光りするカウンター。ゆっくり溶け込み、沈殿していく。「きもの」を読みながら、チーズケーキとコーヒーの相性がとても良いことを発見する。小川洋子博士の愛した数式川上弘美「いとしい」を借りて、雪の舞い散る外に出る。帰宅。ごろんと本を読む。
きょういちにちのはなし。日記っぽい。日記っぽいぞ。