cafeparadise2004-11-07

上野千鶴子の講演会に行ってきた。わたしのことはわたしが決める〜当事者主権の時代〜当事者とは社会的にみて弱者のことであり、高齢者・女性・子どもといった人々のことらしい。今日の話は主に介護保険制度と官・民・共の関わりついて。NPOなどの民間の団体は、自分たちの活動が生産性のあるものならば堂々と国に主張する権利があるのだ。って内容でしたね。(要約しすぎ)介護保険は以前は家庭内で行うのが常識であった介護・介助に、国が介入するようになったものである。そこに大きな変革があるんだって話にあーなるほどーと。介護保険はダムやら道路やらわけわからんことに使うのではなくて使途が明確なものなのでそこは評価できるなーという感じですが。制度が成立してまだ4年目だしこれからどうなるかわからんとこだけど。 でもそれより私は本題よりも「女性」というのは属性に過ぎないって言葉に救われた。私は人間であり、日本人であり、そういうふうに自分をなすものの一つとして女性という性を考えたらもっと楽になるのかもしれない。その先に男を意識して自分は女であるってことにとらわれ過ぎなんだ最近。
その後安曇野にぷらっと電車で行ってみる。日が傾きかけた穂高神社には七五三を祝う家族連れが何組か参拝に来てた。つるつるの肌や唇に化粧をほどこされた女の子。はしゃぐその子を片腕で抱き上げる父親。それを温かく見守る母親。ささやかながらも小さな小さな幸せの縮図。今後私の人生でこういうものに触れることはあるんだろうか。