cafeparadise2004-10-28

いつも大切なものは失ってから気付く。友達と飲んでいても思い出話が多くなる。ウォッカを宴席からこっそり持ち出し、部屋でべろんべろんになった合宿とか、学園祭の準備の前に前夜祭と称して朝5時までカラオケに入り浸ったこととか、強風の中焼き芋を作ったりとか。まだまだある。沢山ありすぎだ。戻れないとはわかっていても、それができないから切なくなる。懐かしくて楽しくて思い出の中の私はいつも笑っているな。やばい何だか泣きそうだ。思いの他、築き上げてきたものは大きかったのかもしれない。そんな秋の夜。
ただね、こんなふうに哀愁漂わせていても、卒業できなきゃ洒落どころか笑い話にも引っかからないので卒論を進めている。いいのだいいのだぶきっちょだってぶかっこうだって。死ぬ気でやったら自分の中には何かしら残るだろうから。誰かを感動させようなんて思っちゃいないよ。もう既に自己満足の世界に入りつつある。
薄の契りや はなだの帯の、ただ片結び